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ガラパゴスの絶滅危惧種

ガラパゴス諸島は、独自の生態系が広がり、生物の多様性が非常に豊かな場所です。そのため研究者や観光客など、世界中の人が魅了されていて、一度は訪れたい憧れの場所でもあります。その一方でガラパゴス諸島では、22種が絶滅危惧種に指定されており、気候変動や人間による様々な活動、外来種などの理由で、50種以上の動植物が危険に冒されていると言われています。そんな状況を打開するために、法がつくられたり保護プロジェクトが行われたりするなど、これからもずっとガラパゴスの豊かさを守っていくためにあらゆる努力が行われています。

なぜ絶滅危惧種が増えているのか

まず挙げられるのは気候変動です。ガラパゴス諸島の動植物たちは、他の世界とは離れた場所で長い長い時間をかけて、その生態系を発展させてきました。それがガラパゴスのユニークな生態系につながっています。しかし現在気候はかつてないほどの速さで変化しており、ガラパゴスの動植物たちはその急激な変化に追いつくことができないでいます。次に挙げられるのは外来種です。外来種が、固有種の食事となるものや住処を奪ってしまったり、固有種を捕食してしまったりなど、新たな敵になってしまっています。3つめの原因として、人間活動が挙げられます。法律や規律がだんだん整備されてきてはいますが、住居やホテルなどの建設や汚染、密漁、自然資源の誤った使い方、そして度を越えた観光業など、私たち人間の行動がガラパゴス諸島に大きな影響を与えてしまっているのが現状です。

「陸」での絶滅危惧種

ガラパゴス諸島で最も代表的な動物といえるゾウガメは、性格はとても穏やかで、草や果物、サボテンなどを食べ、その寿命は100年を超えます。ネズミや犬、猫にその卵を食べられてしまったり、ヤギに彼らの食べ物を奪われてしまったりなど、外来種の被害を受けている種の一つです。過去には、漁師や海賊の乱獲によって、数が大きく減ってしまいました。マングローブフィンチやフロレアーナマネシツグミ、ガラパゴスアホウドリなどの鳥たちも脅かされており、その個体数はわずか1,700と言われています。その原因は、ゾウガメ同様に外来種、そして農業開発によって住処が失われていることが挙げられます。

「海」での絶滅危惧種

海の生き物たちは、汚染や乱獲、温暖化に苦しんでいます。そのためウミイグアナは陸で体温調節をしなければならず、アシカやガラパゴスペンギンは漁の巨大なネットに引っかかって命を落としてしまったり、ウミガメやジンベイザメはその肉や油などを目的とした乱獲の犠牲になってしまったりしています。

ガラパゴスでの保護活動

このような問題が起こっているなかで、保護プロジェクトや新しい規律など様々な取り組みが行われています。ガラパゴス国立公園やチャールズ・ダーウィン財団は、教育や調査、技術を通して生態系を改善するための重要な役割を果たしています。サンタクルス島にあるチャールズダーウィン研究所では、調査や環境保全の取り組みの成果を学ぶことができ、ガラパゴスを訪れる観光客にとっては絶対にはずせない場所です。

またイサベラ島のゾウガメ保護センターのような個体数を増やすための取り組みや、外来種を根絶するための取り組みも行われています。ピンソン島ではクロネズミが根絶され、100年ぶりにピンソンゾウガメが生まれました。これはこうした取り組みの大きな成果です。動物の生態を調査することも、守っていくためには欠かせないことです。ジンベイザメやガラパゴスアホウドリがどのような経路を辿って移動していくか、またゾウガメがどのような過程で成長していくかは多くは知られていないので、まずはその動物たちの生態を知っていくことが必要です。

最も大切なのは教育です。ここで起こっている問題をしっかりと認識し、地元の人とその他の人からの協力を得、各々が自分の役割を果たさなければ、ガラパゴス諸島の豊かな自然は守ることはできません。この美しさをずっと先の未来にも伝えていくために、私たちは私たちの行動を振り返り考え、行動に移していかなければなりません🍀❤