ココ島（ココス島）

コスタリカの首都サンホセからクルーズ船で移動します。３０時間ほどの長旅です。

ココ島は、驚くべきほどの生物多様性に富んだ島として有名ですが、
中でも特に海洋生物におけるこの海域の多様性は圧倒的と言えます。

世界的にダイバー達の聖地として有名なココ島ですが、ネムリブカ、ハンマーヘッドの群れ、イルカ、マンタ、マーブルレイ、ウツボ、バショウカジキなどを常時見ることができ、さらにジンベイザメに出会うこともあります。
ほかにもマグロの大群やシルキーシャーク、クロトガリザメ、ツマジロ、カジキ、深海魚、アオウミガメ、タコなど、毎回のダイビングで出会える生物の多さはあなたのいままでのダイビング人生最高のものになるでしょう。

ココ島の海には、レッドリップ・バットフィッシュを含む少なくとも27種の固有種が生息しています。
また、陸上においても多くの固有種を見ることができ、世界に生息する235種の維管束植物うちの約70種がここに生息しています。さらに、25種類のコケ類、27種類のゼニゴケ類、85種類の真菌類なども見られます。鳥類に関しては、87種類以上が生息し、その中には有名なココスカッコウ、フィンチ、フライキャッチャーなども含まれます。また、昆虫に関しては362種類が生息し、そのうちの64種類が固有種で、二種類の爬虫類も固有種として生息しています。

滝壷や川には淡水魚も生息していて、この隔離された場所になぜ淡水魚が、といまだ研究者にも分からない謎を抱えています。
大陸から離れた場所にきれいな水が豊富にあるという条件から、昔から海賊船や捕鯨船が多く立ち寄り供給の場所として使われていました。

また、当時島に立ち寄る人々が食料として持ち込んだブタやシカなどが、現在も島に住み着き、島独自の鳥の巣を破壊したり、土を掘りかえして植物層を破壊したりし、深刻な被害を与えています。

ココ島は年間雨量が約7,620mm、日本の全国平均1,610mmの4.5倍以上の降水量があり、そのおかげで島は緑豊かな木々で覆い尽くされています。雨季のピーク時には大小さまざまなサイズの滝が70ほど現れ美しい風景を作り出します。
また小さな島には珍しく高高度の雲霧林も存在しています。これはこの島独自のドラマチックな地形や豊富な降雨量と余剰水によって作り出された生態系でココ島独自のものです。
太平洋に浮かぶ緑豊かなココ島は、まさに海のオアシス「王冠の宝石」と呼ばれるに値する島でしょう。

MANUELITA

深さ：6 – 21 m

海洋生物：ホワイトチップ、マーブルレイ、マンタ、イーグルレイ、ウミガメ、ブラックチップ、アナゴ

ALCYONE

深さ：27 – 36 m

海洋生物：ハンマーヘッド、ホワイトチップ、ブラックチップ、ジンベイザメ、マーブルレイ、イーグルレイ、イトマキエイ、マンタ、カメ、キハダマグロ、 イルカなど。

SUBMERGED ROCK

深さ：6 – 33 m

海洋生物：ホワイトチップ、ブラック、ハンマーヘッド、 イトマキエイ、マーブルレイ

PUNTA MARIA

深さ：24 – 36 m

海洋生物：ハンマーヘッド、ホワイトチップ、シルバーチップ、ブラックチップ、マーブルレイ、タコ

DIRTY ROCK

深さ：6 – 39 m

海洋生物：ハンマーヘッド、ホワイトチップ、ブラックチップ、マーブルレイ、イーグルレイ、イトマキエイ、ウミガメ、イルカ、ジンベエザメ

ココ島のダイビングに特化したお勧めのクルーズ船をご紹介します。