コリンカチャ(黄金の太陽):
「Qori」とは黄金を意味し、「Kancha」は広場または場所を意味します。つまり黄金の場所。ここはインカ時代の人々にとって最も神聖な場所でした。
内装は全て金で覆われていたと言われています。
その美しさにスペイン人達は息を呑み、インカの人々からこの神殿を奪って金を全てはがし、スペインへと持ち帰りました。
あとに残された神殿は破壊されましたが、破壊できなかった神殿の土台の上にカトリック教会を建てることで、インカ帝国の征服を顕示しました。
その後、クスコを大地震が襲い教会は崩れ落ちましたが土台の石組みだけはひずみ一つ起こさなかったという有名な話があります。
教会の中へ入ると崩れなかった石組みのすばらしい技術などをご覧になれます。
アルマス広場:
インカ時代から街の中心だった場所にスペイン軍が征服後にアルマス広場を建設しました。
現在はクスコの中心となる広場でカテドラル、ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会、レストラン、カフェ、お土産屋さんなどに
囲まれた観光の拠点地です。警察官が常に巡回しているので比較的安全な場所です。
12角の石:
アルマス広場のカテドラルから北東方向に直線距離で200mほど行ったところの狭い路地(アトゥンルミヨク通り)にあります。
接合剤を一切使わず、寸分の隙なく積み上げられカミソリの刃一枚通さないと言われる
インカの石材建築の中で、その技術の高さを最も顕著に表している石壁のひとつです。
12角に含まれた意味は諸説ありますが(1年の月の数である、あるいは王の一族の数である等)、未だに謎に包まれています。
ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会:
イエズス会が1571年に建てたクスコで最も優美な教会です。当時、カテドラルよりも豪華な教会の建設は認められておらず、
クスコの大司教は建設に反対をしましたが、イエズス会はローマ法王に建設の許可を取っている間にカテドラルのすぐ横、
インカの第11代皇帝ワイナ・カパックの神殿跡に完成させました。
宗教美術博物館:
「12角の石」のあるインカの石壁を土台として建てられた旧大司教庁が、
今では宗教美術博物館として一般公開されています。入口のレリーフや中庭にある噴水のファサードなどは、
クスコ市内に残るスペインコロニアル建築のなかでも特に優れた装飾が見られます。
館内には300年以上前の家具などが当時のままの状態で展示されているので見応えがあります。
クスコの北西にあり、クスコを一望できるインカの遺跡です。
最大のもので高さ7m、重さ120トンほどの巨石が三層に積み上げられてできた石組は長さ約360m続いています。
遠くはオリャンタイタンボからも巨石を運んで来て、約50年かけて完成されたと言われています。
1536年スペインとのクスコ争奪戦の際のインカ軍の拠点となりましたが、夜は戦わないインカ軍はその隙を突かれ
スペイン軍によって高さ20mあった城壁やその上にあった円塔などが破壊されてしまいました。
現在ではこの遺跡の前の広場で毎年6月24日にインティ・ライミ(太陽の祭り)が行われ、多くの観光客で賑わいます。
サクサイワマンから歩いて約15分程の所にある遺跡でケンコーはケチュア語で「ジグザグ」を意味しています。
こちらはサクサイワマンのように石を組んだものではなく、岩を削りだして造られています。
リャマの生け贄やチチャといわれる酒を捧げる祭壇なども残っていて、宗教的儀式に使われていた事が伺われます。
プカはケチュア語で「赤」をさす言葉でプカプカラは赤色の石が使われている遺跡です。
現在もわずかながら赤色が残っています。ここからは見晴らしが良く、クスコから出入りする人やタンボ・マチャイで沐浴をする
インカ王の『見張り』の役割を担っていたと考えられています。
タンボマチャイはクスコからマチュピチュへと続く道の休憩で、
どういった原理でどこから水が流れてくるのか分かっていませんが今も水が湧き続けている場所です。
クスコから北西に約80km、インカ時代の遺跡が川沿いにいくつか残っている「聖なる谷」と呼ばれる渓谷があります。
アンデス山脈を源流に、遠くアマゾン川へと合流するこの川沿いには、マチュピチュを始めオリャンタイタンボや
タンボマチャイの遺跡も残されています。ウルバンバという名の街もあり、クスコに比べて標高が低いためクスコ市民の保養地にも
待っています。旅の途中に寄るのにもってこいのスポットかもしれません。
「聖なる谷」ウルバンバ渓谷沿いクスコから75km北東にあるインカの遺跡です。
川岸の平地と急な斜面に建てられた段々構造の石の建造物は、インカ建築の特徴をよく表しているのが見られます。
砦の正面には巨石6つを並べた巨大な建造物が残っており、太陽の神殿の作りかけだと言われていますが真相はわかりません。
標高約3000mの高地に4000以上の塩田がある、なんとも不思議な光景。この塩田付近にはプレ・インカ時代から湧き続けている
天然の塩水があり、棚田に流れ込んだ塩水を天日干しして塩を採取しているそうです。
舐めてみるととてもしょっぱく、海水の約6倍のしょっぱさと言われています。塩田で塩が作られるのは4月から9月の間です。
マラスの町から約15分ほどのところにインカ時代の丸い遺跡があります。モライとはケチュア語で「丸くくぼんだ所」という意味です。
なんともミステリーチックなこの遺跡は、最上層と最下層との温度差が5-10°もあります。
インカの人々はこれを利用してどの気候・環境が農作物に適しているのか研究していたと言われています。
日本からクスコへの直行便はありません。
アメリカ/欧州を経由してリマに到着後、国内線にてクスコ行きに乗り換えます。
リマからクスコは毎日20便以上出ており、航空会社はLATAMペルー、アビアンカ、スターペルー、アマソナス航空などがあります。
リマからクスコへは約1時間半で到着します。空港周辺はスリや窃盗などが多いので荷物には十分注意が必要です。
荷物をピックアップし到着口を出た後、多くのドライバーやガイドが待っているので
トランスファーを予約されている方はご自身の名前を見つけホテルへと送ってもらいましょう。
※クスコは標高3600mの山岳地帯で天候によるフライトの遅れやキャンセルが多いのでスケジュールは
余裕をもって立てることお薦めします。また万が一のフライトの変更・時間や搭乗ゲートなど前もって確認しておきましょう。
バス:リマからクスコ
ペルーは鉄道が充実していないので陸路は長距バスが主流です。バスの快適さは季節によって変わります。雨季(10月から3月まで)による道路状況は変化しやすく時間もかかる場合があります。 乾季(4月から9月まで)の方が比較的快適なバス旅が楽しめるでしょう。
Chez Maggy(チェス・マギー)
マチュピチュ村にもあるピザ屋さんの店舗。クスコでもマチュピチュ同様に窯焼きのおいしいピザを食べることができます。現在では、レストラン・プカラからアルマス広場を背にまっすぐ歩いて行くと右手にも、同じピザ屋さんがあるなど地元でも評判のピザ屋さんです。
住所:Calle Procuradores 365/374
電話:084‐23‐4861
Chi Cha(チチャ)
2009年2月にオープンしたばかりのペルーを代表する有名なシェフ、ガストン・アクリオのレストラン。とても雰囲気のある落ち着いたレストランで、有名なシェフのお店だけに少々値段は高いです。ペルー料理の創作料理ですが、中でもやはりクスコならではの山岳地帯の料理がおすすめ。トウモロコシのスープ(crema de chocro)やお肉料理がおすすめです。
住所:Calle Plaza Regocijo 261 2do nivel
Don Antonio(ドン・アントニオ)フォルクローレディナーショー
クスコを代表するフォルクローレレストラン。お食事はビュッフェ形式で大変な種類があります。アルパカのマリネやクイ(天竺ネズミ)等、ペルー特有のご馳走が食べられることも。 デザートの種類も豊富で、とても全部食べきれず迷ってしまいます。伝統音楽とダンスは大体20時位から始まり、22時頃までたっぷり楽しむ事が出来ます。 クスコにお越しの際は是非訪れたいレストランです。
住所:Santa Teresa 356, Cusco, Peru
電話:(084) 24 1364
Palacio del Inka (パラシオ デル インカ)★★★★★
Plazoleta Santo Domingo, 259, Cusco City Centre, Peru
客室
全203ある客室はスーペリオールルーム、プレミアムルーム、デラックスルーム、ファミリールーム、スイートルームと種類がございます。客室には、
専用バスルーム、無料バスルームアメニティ、テレビ、Free Wi-Fi、セーフティボックス、暖房、クローゼット、ミニバーが設備されております。
Casa Andina Premium Cusco (カサ アンディーナ プレミアム クスコ)★★★★☆
Plazoleta Limacpampa Chico, 473, Cusco City Centre, Peru
客室
スタンダードルームとスイートルームがございます。各客室には、デスク、セーフティボックス、暖房、専用バスルーム、Free Wi-fiを備えております。
Tmbo del inka (タンボ デル インカ) ★★★★★
Avenida Ferrocarril S/N, Sacred Valley, Urubamba, Peru
客室
客室にはこの地域の代表的なデザインが施されています。部屋のタイプはスーペリオール、デラックス、ジュニアスイート。シニアスイートとございます。各部屋には自然の景色を望めるバルコニー、エアコン、専用バスルーム、テレビ、ミニバー、セーフティボックス、Free Wi-fiが完備されております。
El Sonesta Posada del Inca Yucay ★★★☆☆
(エル ソネスタ ポサーダ デル インカ ユカイ)
Plaza Manco II de Yucay, 123, Urubamba, Peru
コロニアル様式の修道院を改築して造られたホテルです。バジェ・サグラードはクスコとマチュピチュの間に位置します。Free Wi-fiや観光インフォメーションセンターがございます。
El Sonesta Posada del Inca Yucayは、ウルバンバ川沿いの自然環境のおかげで、ハイキングや乗馬など多くのアクティビティを提供しています。また 24時間対応のフロント、無料の専用駐車場もあります。