南米旅行で、フィエスタ(お祭り)に行くのはは南米のことを知るための一番の近道だとも言えます!カルナバル(カーニバル)やフィエスタでは、支配者からの独立といった歴史的な意味が込められていたり、またダンスや文化、世界遺産などが密接に関係しています。盛大にお祝いされるカルナバルやフィエスタ、それは地元の人々だけではなく私たち観光客にとっても忘れられない体験になるでしょう!
カーニバルといってまず思い浮かべられるのは、2月に開催されるブラジル・リオデジャネイロのカーニバルでしょう。実はカーニバルはリオだけではなく、サルバドールやサンパウロなど国内各地で行われています。世界的に有名なサンバのリズム、豪華な衣装や山車の行列が夜明けまで続きます。世界を魅了するこの圧巻のカーニバルは、ぜひ一度は見てみたいものです!
しかしリオのカーニバル以外にも、南米にはまだまだ多くの興味深い行事があります。まずは11月にある「死者の日」。南米各地でこの行事が行われますが、地域によってそれぞれ異なる習慣があります。なかでも有名なのが、映画にもなったメキシコでしょう。次にペルー・クスコでは6月に行われる「インティ・ライミ」。豊作を願って太陽神を祀る、インカ帝国の重要な儀式が今でも行われています。タンゴで有名なアルゼンチンでは、ブエノスアイレスでタンゴ世界選手権が開催されます。毎年2月2日には、ボリビア、チリ、ウルグアイ、ベネズエラで美しいフォルクロ-レダンスが見られるカトリックのお祭り「カンデラリア」が開催され、ウルグアイのモンテスマの映画祭も有名です。
これらのお祭りに合わせて、南米旅行を計画してもいいかもしれません♪(ただしホテルなどは埋まりやすいので早めの予約が必要です!)
今回は、まだ日本では知られていませんが是非行ってみたい3つの南米のお祭りを紹介します↓↓
モアイ像で有名なイースター島には、他の南米の地域とは全く変わったユニークなお祭りがあります。それは「タパティ・ラパヌイ」。ラパヌイは現地で話されている言葉です。
このお祭りでは現地の文化の保持を目的として、お祭り期間中は人々は槍を持ち、伝統的なフェイスペイントや髪飾りで着飾り、パレードをします。また競馬やカヌー、ダンスそしてミス・タパティコンテストなど様々な競技が開催されます。このお祭りは毎年2月ごろ行われ、観光客もフェイスペイントをして参加することができます!
チリの海岸の街、Viña del Mar(ビニャ・デル・マル)では毎年大きなソング・フェスティバルが開催されます。地元のラテン歌手から世界的に有名な歌手まで、国内外問わず世界中を魅了するイベントであり、大変な盛り上がりをみせます。
イースター(復活祭)のことをスペイン語圏では、Semana Santa(聖週間)と呼び、カトリックのラテンアメリカ諸国では大切に考えられています。この期間は、宗教的意味をもつ巡礼やお祈りがされたり、路上ではカラフルなイベントが催されたり、またこのお祭りを祝うための特別な料理も食べられます。そして国ごとに祝い方が異なるのも面白いところです。
たとえばペルーのクスコでは、17世紀の地震を耐えたことでも有名な大聖堂が終点となる、決まったルートを練り歩きます。真っ白な街並みで有名なコロンビアのポパヤンでは、地元の伝統的な芸術が見られます。アルゼンチンやエクアドルでは、家族と集まりSemana Santaの料理を食べる人が多いです。ベネズエラではキリストの人形を燃やす習慣があります。そしてグアテマラでは、農村の石畳の通りを静かに行進します。このように同じSemana Santaでも祝い方が全く違い、その国の国民性や習慣を知ることができるので、旅行中に是非見てみたい南米のお祭りの1つです!
いかかでしたか?今回紹介したお祭り以外にも、南米にはまだまだユニークなお祭りがたくさんあります。たまには日本人であることを忘れて、フィエスタが大好きなラテン人と一緒に踊ったり歌ったりしてお祭りに参加してみるのもいいかもしれません♪