正式名称:キューバ共和国 Republic of Cuba
首都:ハバナ La Havana
公用語:スペイン語
通貨:ペソ。キューバには、主として外国人が使う兌換ペソ(CUC)と、主として国民が使う人民ペソ(CUP)がある。ペソの下には¢(センターボ)がある。2017年9月現在、CUC1=1ドル。
時差:日本との時差は-14時間。サマータイム制度を採用しており、採用時は-13時間。
サマータイム実施期間は毎年変わり、直前にならないと発表されないので注意。
電圧とプラグ:110V/60Hzでプラグは一般的に日本と同じAタイプと丸ピン2本のBタイプが使用できる。220Vの所も多くある。
気候:気候は亜熱帯性海洋気候で年間平均気温は25.5℃。1~2月は毎日の平均気温が22℃ほど、8~10月は28℃ほど。年間を通して貿易風が吹くため、暑い夏も比較的しのぎやすい。乾期は11~4月、雨期は7~10月。ハリケーンは9月と10月に多い。
ー首都ハバナー
1982年、世界文化遺産に指定された首都ハバナ。
ハバナが建設されたのは1519年。植民地貿易の中心地として、そして現在も首都としてキューバの中心都市であり続けています。
街の名はもともとこの地を統治していたタイノ人首長・ハバナグアネスからとられたものでしたが、今は先住民の姿を見かけることはありません。
世界遺産に指定されているのは、オールド・ハバナ(旧市街)
カリブの富が集まるハバナ港はフランス軍やカリブの海賊たちなど敵対勢力の格好の標的となり、
スペイン人はこの街を要塞化しました。
ハバナの城壁:
カリブ最強の砦と言われたモロ要塞、対岸のプンタ要塞に守られた街には立派なコロニアル建築が立ち並び、
スペインそしてアメリカの後ろ盾で発展してきたハバナの豊かさを感じられます。
オールド・ハバナ(旧市街):
旧市街に立ち並ぶのは、17-18世紀のバロック様式、新古典主義、アメリカから伝わったモダニズム、さらにアールデコとさまざまな時代のきらびやかな建築群。大聖堂やガルシア・ロルカ劇場、旧国会議事堂など見ていて飽きません。またアメリカの支配下にある間、大量に流入してきた40~50年代のアメリカ車が、今も現役タクシーとして活躍しており、風情たっぷりです。
ヘミングウェイが歩いた街並みを存分に散策ください。2001年には旧市街のプエルト通りに支倉常長の像も立てられました。
革命広場:
チェゲバラの肖像がある事で有名な革命広場は、新市街の中心地にあります。
内務省と情報通信省の建物の壁には、ゲバラの顔と、カミーロ・シンフエゴスの顔が描かれています。
観光バスではT1のバスで行くことが出来ます。
ハバナ郊外の気軽なビーチ【Playas de Este】:
ハバナ市内から行くには、公共バスやマキナや観光バスでも30分程度でお手軽に行けるビーチ。
カリブの国、キューバだけあって、少し郊外に行くだけでこの海の綺麗さ。
ハバナからは、ハバナ・バスツアーの路線バスT3(30分間隔発着)で往復3CUCで行けます。
ビーチベッドやパラソルなども各2CUCで借りられ、各種スポーツアクティビティも楽しめます。
ビーチ近くにレストランやカフェも少しあるので、1日中楽しめます。
ハバナで最も目を引く建物【The Capitolio】:
アメリカのホワイトハウスを模して造られた建物。
ビエハ地区とセントロハバナの境目にあるハバナで一番に目に付く場所にあります。
町の中心でもあるので、観光客は必ず1度は目にする場所となっています。
ハバナを海賊から守り続けた【モロ要塞見学】:
カリブ最強と言われた要塞の内部を見学出来るツアー。
16世紀に建てられたとは思えない程モダンで複雑な造りの廊下。
中には葉巻やラムショップもあり、要塞の外にはお土産の露店が立ち並んでいます。
番外編
クラシックカーをレンタルしてハバナを疾走!
ハバナの旧市街の入り口には、観光客用のクラシックカーのレンタルがずらっと並んでいます。
気に入った車をレンタルして1日気ままに過ごす事も可能。
運転手付きでタクシーとしての利用もOK。
移動の定番【ココタクシー】
ハバナに行ったら1度は乗りたいココタクシー。
オープンエアーで気持ちよく、狭い旧市街の路地も入れる便利な移動手段。
メインストリート【Calle Obispo】
ハバナ旧市街のメインストリート。ここには沢山のレストランやショップが軒を連ねています。
キューバの伝統ファッションに身を包んだ女性たちは、チップを払えば観光客向けの記念撮影に応じてくれます。
ぶらぶらするだけでも楽しくなるスポット。
結婚出来るご利益の木
アルマス広場の前にある小さな建物(寺院?)に大きな木。
この大木を3回周ると結婚できると言われています。といっても、キューバ人はこんな願掛けをしなくても気軽に結婚、
離婚を繰り返す人が多いようなので、そういう言い伝えがあること自体不思議です。
キューバ産コーヒー:
様々なブランドが揃っています。コーヒー豆を挽いたタイプは真空パック入りタイプ、コーヒー豆をそのまま袋詰めしたタイプがあります。食料品店や土産物屋、国際空港などで購入できます。
ラム酒:
日本では、「Havana Club(ハバナクラブ)」が有名ですが、地方へ行くと地酒ならぬ地ラムがあります。
日本では入手困難な銘柄も多いので、お土産にすると喜ばれかも知れません。
ラム酒は熟成年数によって、1年以内が「アネホ・ブランカ」、5年ものを「アネホ・エスペシャル」、15年ものを「グラン・アネホ」と呼んでいます。
中でも、長期熟成したラムの原酒を、手作業でブレンドする最高級の「マキシモ・エクストラ・アネホ」は、ラムファンにはたまらない逸品。ハバナにある「ハバナクラブ」本社で購入することが可能です。
葉巻:
葉巻の代表的なブランドは、「Cohiba(コイーバ)」、「Montecristo(モンテクリスト)」など多く存在します。価格も手頃なので、観光客からお土産として高い人気を博しています。
また政府公認の葉巻ショップで葉巻職人が手巻きした葉巻もお勧めです。
ハバナの葉巻専門店「La Casa del Habano」や「Hotel Conde de Villanueva」内のショップで手に入ります。お土産で買われる場合は、「La Casa del Habano」のマークが入ったものをお勧めします。
フェイクシガーの国外持ち出しはキューバでは違法ですのでご注意ください。
葉巻の国外持ち出しは50本まで。メキシコ経由で帰国する場合は、厳しい持ち込み規制で関税がかけられるまたは没収される可能性もあるので、事前に確認下さい。
ハバナ旧市街、エントラード運河に面する埠頭の倉庫を改造した、広大な建物全体が、民芸品や土産物を扱う市場になっています。
100を超える専門ショップが、スペースいっぱいに展開されており、キューバにあるほとんどのお土産アイテムが入手できます。おまけに、外国人観光客が多く訪れるので、英語が通じる店やクレジットカードが使用可能な店が大半です。
【サンホセ市場でお勧めのお土産達】
✔キューバの英雄ゲバラ・グッズ
“永遠の革命家”として、未だに人気が衰えぬ「チェ・ゲバラ」。メキシコでフィゲル・カストロの志に賛同してキューバ革命に参加。
新政府樹立後は、国立銀行総裁や工業大臣として尽力しました。キューバの土産屋では、彼の象徴であるレッドスター付きのブラック・ベレー帽をはじめ、Tシャツ、キーホルダー、バッグ、シガレットケース、ライター、リストバンド、ポスターなど、実に様々なグッズが売られています。
価格も手頃なので、観光客からお土産として高い人気を博しています。
✔木製やブリキ製のクラシックカー・トイ
キューバの古い街並みにお似合いのクラッシックカー。1950-60年代のアメ車が、未だにキューバを元気に疾走しています。
エンジンなどはフルチェンジしているケースもありますが。このクラシックカーを、木やブリキでつくった玩具も、キューバでは人気のお土産となっています。
マッチ箱程度のミニサイズから長さが1mを超すジャンボサイズまで、バリエーションは充実しています。
✔キューバらしいカラフルな絵画
アートギャラリーだけでなく、土産屋やフリーマーケットでも売られている絵画も、キューバ土産の定番です。
多くは油絵で、サイズは大小様々。絵柄は名所や街並みの風景画、クラッシックカーやサルサ・ダンスなどのキューバらしいモチーフを表現したアート画やゲバラの肖像画が多いようです。描き方も写実からPOPアート調まで、変化に富んでいます。クオリティ、プライスともに、そこそこですが、旅の思い出として購入するには、良いかも知れません。
✔革製品
革製品は日本と比べると、断然格安なので、手軽な土産物として適しています。
種類もバッグをはじめ、シガーケース、ペンケース、キーケース、財布、小銭入れ、ベルト、帽子等々と実に豊富です。土産屋やフリーマーケットを覗けば、すぐに見つかります。デザイン的にはハイセンスですが、縫製や皮質などは、多くを望めません。値段相応と考えてショッピングを楽しみましょう。
✔キューバン・ファッション・アパレル
スタイリッシュな人が多いだけに、キューバのファッションアイテムは、実にお洒落。キューバ・シャツとして知られる「グァジャベーラ」は、男性用の開襟シャツで、白か生成りのシンプルなスタイルに刺繍を施したデザインが主流です。
女性に好評なのは、手編みのショールやウェア、バッグ。パメーラ(麦わら帽子)も、バリエーションが豊富です。
アクセサリーやポーチ等のファション小物は、気の利いたデザインとカリブの国らしい色使いで目を引きます。
Santa Isabel(ホテル・サンタ・イサベル) ★5
歴史的建造物が多く建ち並ぶハバナ旧市街の中心、アルマス広場に面するコロニアル風5つ星ホテル。
19世紀の外観はそのままに、アンティークのインテリアでシックにまとめつつ、全面改装されました。
ハネムーン客に人気が高く「ハバナでもっともロマンチックなホテル」と言われています。
Ambos Mundos(アンボス・ムンドス)★4
ハバナ旧市街の中心、オビスポ通りにある、文豪アーネスト・ヘミングウェイの常宿だったホテル。
いまでも、古き良き面影を色濃く残しています。
ハミングウェイが常泊していた511号室は、現在いくつか彼の私物が展示されている小さな博物館となっています。屋上には旧市街を見渡すルーフガーデンがあり、夕焼けを眺めながら楽しむフローズンダイキリは格別です。
ボデギータ・デル・メディオ(Bodeguita del medio)
ハバナに来た観光客は必ず訪れると言っても過言ではない程有名なキューバ料理の老舗。
かのヘミングウェイが通った店としても有名です。
名物はモヒートで、バーカウンターでは注文が入る事を見越していつも大量のモヒートが作られています。
キューバ料理のプレートもボリューム満点なので、お腹を空かせて出かけて下さい。
デリサルデ(Elizalde)
2018年のトリップアドバイザー、ハバナのレストラン797軒中1位を獲得した大人気のレストラン。
魚介類やお肉をキューバのフレーバーを取り入れながらもインターナショナルにアレンジしたメニューが自慢です。
中にはテリヤキソースを使ったメニューがある事も。
盛り付けもアーティスティックで、見た目にも楽しい料理が目白押し。フルーツをふんだんに使用したフルーツダイキリもお勧めメニューの1つです。