ペルーのArequipaアレキパという街を知っていますか?
首都リマよりもさらに南に位置し、ペルーの主要都市の1つであり、「白い街」として知られています。
植民地時代の街並み、活気あふれるマーケットや地元の食堂、街のバックには6000m級の火山がそびえたち、青空と太陽のしたでは街の白い建物がよく映えます。
地元の人々はアレキパの街をとても誇りに思っています。
今回はそんなアレキパの魅力をたっぷりとお伝えします🇵🇪✨
アレキパは標高約2300m、アンデス山脈のふもとにあります。
そして主にチャチャニ山、ピチュピチュ山、そして標高5822mのミスティ山に囲まれています。
雪化粧をしたミスティ山はアレキパのシンボルであり、これらの山々には1540年にスペイン人が到着するずっと前には先住民の人々が暮らしていました。
インカ帝国時代には、アレキパはクスコと海岸都市間の貿易の拠点として栄えました。
当時の皇帝がケチュア語で「Ari qhipayアリ・キパイ」(ここに住みなさい)と言ったことが、街の名前の由来だと言われています。
アレキパの歴史地区はユネスコの世界遺産にも登録されており、何世紀にもわたって火山噴火に耐え抜いてきた、バロック調の建築、長い歴史をもつ教会や修道院、聖堂などが今でも残されています。
街歩きは、ヤシの木とコロ二アルな建物に囲まれたPlaza de Armasアルマス広場から始めるのがおすすめです。一番見逃してはいけないのがアレキパ大聖堂です。
火山岩からつくられたその真っ白で荘厳な外観は、アレキパの「白い街」を表す代表的な建築です。
大聖堂のほかにも、アレキパには訪れるべき教会がたくさんあります。
アルマス広場の近くにあるIglesia de la Compañía de Jesúsラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会、 Yanahuaraヤナワラ地区にある教会、そこからは市内が一望できる絶景スポットがあります。
そしてMonasterio de Santa Catalina サンタ・カタリナ修道院もはずせない場所です。
ここは16世紀に建てられた、穏やかで神聖な場所であり、現在も修道院として使われています。
修道院のなかには、テラコッタでできた廊下、緑豊かな中庭、礼拝堂、修道女たちが生活する部屋があります。この美しい場所は、是非カメラにもおさめたいものです。
アレキパも首都リマと並ぶグルメの街です。
様々な創作料理があり、食堂やSan Camiloのようなマーケットで食べることが地元のおいしい料理に出会う一番の近道です。
アレキパで有名な料理は rocoto rellenoロコト・レジェノという、アカトウガラシのくりぬいた中に牛肉やチーズがいれられたもの(写真)、pastel de papaパステル・デ・パパというじゃがいもとチーズ、卵がミルフィーユ、adoboアボドというクミンがきいたポークシチュー(日曜日に多く食べられ、二日酔いにもいいと言われています)、そしてhelado quesoエラード・ケソというアイスにチーズをかけたものなど、私たちの口にも合うおいしい料理がたくさんあります。
アレキパのおすすめのホテルを紹介します。
まずは Casa Andina Private Collection Hotel 。
ここは植民地時代の建物を改装してホテルにしたところで、フレスコ画やチャペルなど当時の雰囲気がそのまま残されています。
客室は石造りのアーチになっており、中庭でワイングラスを片手にリラックスしたり、屋上のテラスからは美しい街の景色が見られます。
サウナやジャグジーなどの設備が整っているホテルを探している人におすすめなのは Libertador Hotel Arequipa 。
アレキパを囲む火山がよく見える、モダンなホテルです。
アレキパ郊外にもたくさんの楽しめるスポットがあります。
El Cañon del Colcaコルカ渓谷は、アメリカのグランドキャニオンよりも深いといわれている渓谷です。
近くにある Chivayチバイ、Maccaマッカ、Yanqueヤンケといった村では、マーケットやコロ二アルな教会などペルーの素朴な風景を楽しむことができます。
しかし一番のハイライトは、ペルーのシンボルでもあるコンドルが見られることです。渓谷の上を優雅に飛ぶ姿は、忘れられない光景になるでしょう。
アレキパからプノのチチカカ湖や、ナスカの地上絵、バジェスタス島などに訪れることもできます。
いかがでしたか?リマやクスコに比べて、アレキパの知名度はまだ低いですが、訪れる価値のある素敵な街です😄
ペルーはたくさんの見所がある国。
ペルーを訪れる際は、多めに時間をとって、各都市、各遺産を存分に楽しんでください👍