セロ・リコ:
1545年以降、ポトシの鉱山で大量の銀が発見され「 セロ・リコ (富の山) 」と名づけられました。中南米三大銀山の一角に数えらるほどの銀山でこれを聞きつけたスペイン人達は一獲千金を求め押しかけ、銀採取のために多くの奴隷を送り込み、さらには地元の先住民たちを奴隷として働かせました。鉱山の中はうす暗く狭いうえ、標高が高いため空気が薄い状況での過酷な労働で働かせました。しかし長い年月が経ち銀も枯渇すると、同時にスペイン人は去ってしまいました。今までに800万人以上の労働者が命を落としたと言われているセロ・リコには現在も労働者がおり8時間ずつ3交代で働いています。スズの採掘などでボリビアの経済を支えているようです。多くが親子代々で若くて14歳の少年が働いています。1987年には世界遺産に登録されました。しかし植民地時代の象徴強く負の遺産とも言われているのが現状です。また2014年に崩落の危機があるとして危機遺産にも登録されました。セロ・リコはポトシの歴史を物語る重要な鉱山です。
エル・ティオ:
セロ・リコの中を奥に進んでいくと石像「エル・ティオ」が現れます。世界の地下の王として鉱山労働者から信仰されています。また悪魔の形をしているものが多く奴隷として働かせたスペイン人を鬼に見立てているという説もあります。ここで働く人は坑内の安全祈願をするため仕事をする前必ずエル ティオのところを訪れ挨拶しコカの葉、煙草やアルコールを捧げます。帰りも必ず立ち寄りお礼を言って帰ります。
旧国立造幣局:
鉱山で採掘した金銀を貨幣にするため1572年に建てられた造幣局です。館内は博物館になっておりポトシの当時の歴史や産業を伝えています。貨幣のコレクションや絵画なども展示してあり一見の価値がある場所です。
サンタ・テレサ聖堂・修道院:
バロック様式が残るこの教会は最も美しい建築作品の一つとされています。現在は修道院ではありませんが、当時はとても厳しい戒律のあった修道院だったようです。現在は一部を博物館として開けており、そこでは植民地時代の歴史や宗教画などをご覧いただけます。
サンフランシスコ教会:
1547年に創建されたポトシで最も古い教会で隣には修道院があります。最古の教会ですが堂々たる姿は一目瞭然です。現在は、ツアーのみでしか教会内の見学ができないようになっております。またこの教会は、屋上へ上ることができポトシの町並みを一望することもできます。
パリ・オルコ:
パリ・オルコは町外れの丘にある高台レストランで、町のシンボルでもあります。タワー最上階のレストランではポトシの町全体を一望しながら食事ができます。
ラパスから飛行機でポトシ行きの飛行機は、Boliviana航空から出ています。所要時間は1時間45分です。
Hotel Coloso Potosi (ホテル コロソ ポトシ)★★★☆☆
Calle Bolivar 965, 0015 Potosí, Bolivia
ポトシ大聖堂から徒歩2分のHotel Coloso Potosiは中心地にアクセスしやすいロケーションにあり、ホテルはエレガントな装飾が施されております。 客室からはセロ・リコ鉱山を眺めることができます。
屋内プールもあるのでリラックスしたい時などにご利用頂けます。
客室
シングル、ダブル、トリプル、スイートルームに分けられています。各部屋には、テレビ、ミニバー、セーフティボックス、専用バスルーム、ヒーターが完備されております。