…ひと目見ただけで違う国に来たとわかった。…遠くの方には緑々とした丘、そしてそのさらに後ろに聳え立つ3つのほんのり赤い峰がこの地を特徴付けていた。それまでの荒々しい風と打って変わって、優しいそよ風が吹いていた。あの景色を見て、それまでの苦労が報われた気がした…
19世紀末に英国探検家,フロレンス・ディクシーが未踏のパタゴニアに魅了され、世界の果てを目指して旅をしたといいます。その当時はパタゴニアに行くのが非常に困難で、馬で行くしかなく、それまで現地に住む遊牧民以外が立ち入ったことのない、過酷な環境を彼女は訪れました。彼女は旅の中で多くの景色を目の当たりにし、それを美しく言葉で描写しましたが、100年後の今では南米で最も魅力的な国立公園のひとつとして世界中で知られる地となりました:トーレス・デル・パイネ国立公園。
アワシ・パタゴニアはあのフロレンス・ディクシーが140年前に泊まった場所に小さなロッジを造り、今ではトーレス・デル・パイネがきれいに望める私有保護区となっています。この場所でアワシは訪れた旅行者に最高の旅の思い出を作る手伝いをし、南米でも最も魅力的な文化と自然について共有し続けています。
場所:パイネの普段では見れない姿を見る
アワシ・パタゴニアは私有保護区の中にあり、トーレス・デル・パイネとサルミエント湖がきれいに望めます。レンガやニーレと呼ばれる土着のブナが広い森となっている場所の中心にあるため、パタゴニア特有の強い風の影響をほとんど受けません。この森には多くの動物も生息しており、グアナコ(野生のラマ)、レア(ダチョウに似た鳥)、キツネ、コンドル、そしてプーマなどが住処にしています。アワシ・パタゴニアのロッジからトーレス・デル・パイネの魅力に浸り、普段では見れない姿が見れます。私有保護区内の動植物に触れることができます。
ロッジのヴィラ
パタゴニアに昔からある小屋や前哨などをモチーフに、現在12のヴィラが保護区内に建っています(内2つはスイート)。それぞれのヴィラから森林、サルミエント湖、そしてもちろんトーレス・デル・パイネが望める立地となっています。ヴィラから数メートルの所にはレストランやレセプションといった共有エリアがあり、ラウンジでゆっくりすることもできます。建設デザインはチリ人の建築家、フェリペ・アッサディ氏が考えたもので、使用されている木材は地元のものであるため、周りの景色に自然と溶け込んでいます。
それぞれのヴィラは80平方メートルの広さを持っており、寝室以外にもリビング、薪ストーブ、そして大きな浴槽が備えられています。すべてのヴィラから綺麗な景色がどの窓からも望めるようにデザインされています。
食事:パタゴニアの味
お客様の舌に合う食事と出会えます。アワシの宿泊者のみが利用できるレストランでは、お客様の食事制限などを考慮しながら、おいしくいただける郷土料理などを提供します。「ルレ・エ・シャトー」のレストランとなっている理由も味で分かっていただけるはずです。アワシの総料理長、フェデリコ・ジーグラー氏は17年間の経験を活かしてアワシ・パタゴニア、そしてアワシ・アタカマのレストランを管理しています。フェデリコ氏は全世界で活躍してきた料理人であり、ヨーロッパや南米の「ルレ・エ・シャトー」系列のミシュランレストランで働いた経験も持っています。彼の作りだす料理は地元の食材を強調しながらも奇抜で、もはや「作品」といえるでしょう。
アワシが選ばれる理由:オリジナルツアーの醍醐味
・それぞれの旅行者に合わせた体験と思い出を提供します。
・アワシのスタッフ一人ひとりがお客様のニーズやこだわりにお答えします。
・南米で唯一お客様の希望に100%合わせてオーダーメイドのサービスを提供しています。
・アワシがまず考えるのは、訪れたお客様がパタゴニアで成し遂げたい夢を実現させることです。
それぞれのお客様のニーズに答えられるよう、専属ガイドと4輪駆の専用車もお客様に提供しています。
・食事は現地の食材を用い、お客様が求める味に合わせて調理致します。「ルレ・エ・シャトー」レストランのひとつでもあるため、きっと満足していただけます。
遠足&アクティビティー
アワシ・パタゴニアの私有保護区は南米の最南端、チリのパタゴニア地方の中心にあります。トーレス・デル・パイネに面する、南米で最も象徴的な景色を持っています。アワシのゲストのみが参加できる、スペシャルアクティビティーもこのホテルの魅力の一つです。知識豊富な専門ガイドが同行し、完全なプライベート手配である為、決まったスケジュールはなく、お客様の希望・都合に合わせてアレンジできます。アワシでのツアーはその都度お客様の希望とペースに合わせて、オリジナルなものが組まれます。アワシで宿泊される場合はヴィラから簡単に自分の足で多くの山道などを見つけることができ、動植物を見つけながら専属ガイドとどこに行きたいかを考えることもできます。
ここではアワシ・パタゴニアで楽しんでいただけるアクティビティーの一部を紹介しています。アワシで提供しているツアーはすべてプライベートであり、お客様の希望とニーズに合わせた完全オリジナルツアーとなります。それぞれのツアーの長さはお客様が訪れたい場所と回るペースで変わります。要望に合わせて、体力をどこまで使うツアーにするかも調整可能ですので、どの年齢層でもご利用いただけます。ツアーは基本、半日ツアー(4~6時間)と一日ツアー(6~10時間)に分けられます。ツアーマネージャーと専属ガイドと相談しながら、あなたに合わせて、あなただけのツアーを一緒に作っていきましょう。
下記、お勧めのアクティビティーをご紹介させて頂きます。
注:必ず日焼け止め、帽子とサングラス、防寒着、手袋、歩きやすい靴(トレッキング・シューズなど)をお持ちください。服装のポイントは「重ね着」です。
アワシ・パタゴニアは11のビラがございます。どちらも80㎡の広さで、リビングと「アウトドア・バスタブ」が付いております。プライバシーを保証する、あなただけのビラにて温かい焚火の側にパイネを独り占めにできます。
アワシ・パタゴニアの唯一マスタービラ。140㎡の広さで、リビングと「アウトドア・バスタブ」の他にゲスト・ルーム(シャワー&トイレ付)テラスも付いております。家族旅行やグループ(最大4名様まで)の旅行に相応しいです。
グレイ湖半島:
方法:ハイキング、難易度:易
移動時間:2時間、 ツアー時間:2時間30分
レンガの森を歩きながらグレイ湖畔に向かえば、野鳥のさえずりがだんだんと聞こえてきます。
そしてグレイ湖に着く前からグレイ氷河から崩れ落ちて流れてきた、神秘的な氷山が目に入ることでしょう。
この地域特有の強い風が氷山をゆっくりと動かし、このツアーでその一部始終をゆったりと観察できます。
クンブレ展望台:
方法:ハイキング、難易度:難
移動時間:1時間30分、 ツアー時間:2時間
ペオエ湖の東にある山を登りますが、傾斜はあれどハイキング時間が短く、登れば360度の景色が待っています。
北西には目玉の南氷原;北にはパイネ山塊とクエルノス・デル・パイネ山、そしてその麓に広がるノルデンスクホルド湖;東にはバグアレス山地;そして南のトーロ山地がきれいに見えます。
強い風が吹いている事でも知られている場所ですが、あなたを待っている景色とあなたを空高くから招いているコンドルを見れば、努力が報われるのではないでしょうか。
サルミエント湖:
方法:ハイキング又はバイキング、難易度:易
移動時間:1時間10分、 ツアー時間:2時間30分
パイネ国立公園はただ山がきれいで動物が多いというだけでなく、生が誕生した地としても知られています。
湖の畔には炭酸カルシウムが堆石しており、地球が生み出す神秘と出会えます。体力に自信がありましたら、コントレーラス山地をハイキングし、サルミエント湖のより素晴らしい景色が楽しめます。
クエルノス展望台:
方法:ハイキング又はカヤッキング、難易度:易
移動時間:1時間20分、 ツアー時間:2時間30分
クエルノス展望台: 水が流れる様はいつ見ても魅力的ですが、この展望台から見られる滝の壮大さもまた一見です。
湖の淡い青と、山々の純白、そしてクエルノス・デル・パイネさん変わる色合いも一度に展望台から望めます。
遊牧民の古道:
方法:ハイキング、難易度:中
移動時間:55分、 ツアー時間:2時間30分
パタゴニアの壮大さが改めて感じられる旅で、古代パタゴニア人「テウェルチェス」の遊牧民が使っていた道を歩き、彼らが残した壁画などを見つけていきます。
道中もゆったりと楽しめ、グアナコ(野生のラマ)やレア(ダチョウに似た鳥)とも触れあえます。
グアナコの丘:
方法:乗馬、難易度:中
移動時間:50分、 ツアー時間:1時間30分
動物が多くみられることから、パイネ国立公園東部を訪れる方法として最近よく選ばれています。
グアナコ(野生のラマ)やレア(ダチョウに似た鳥)と触れあえるだけでなく、大草原を駆けながらトーレス・デル・パイネの象徴である3つの「塔」をご覧に入れることができます。
アスール湖:
方法:ハイキング、難易度:中
移動時間:1時間、 ツアー時間:2時間
野鳥観察好きであれば絶対に訪れたいアスール湖。マゼランガン、カンムリガモ、ナンベイオオバンなどといった現地の鳥も見られます。
グアナコ(野生のラマ)やレア(ダチョウに似た鳥)も道中で見かけられるのはもちろん、やはりトーレス・デル・パイネの山、大草原、そして森林がすべて一度に楽しめるのが最大のポイントではないでしょうか。
フランス渓谷:
方法:ハイキング、難易度:難
移動時間:1時間20分、 ツアー時間:7時間
フランス渓谷を目指してこの地を訪れる人も少なくありません。
このコースでは傾斜のあるモレーン(氷堆石)を登り、フランス氷河から巨大な氷の破片が崩れ落ちる自然の様を見ていきます。さらに登れば山頂付近の花崗岩の岩肌が姿を現し、そこから見えるパイネ山塊の様は目を張るものがあります。
このツアーは長く、一度双胴船でペオエ湖を渡る必要がありますが、湖上で見る景色もまた格別です。
トーレスの「塔」:バセ・トーレス:
方法:ハイキング、難易度:難
移動時間:1時間10分、 ツアー時間:7時間30分
このトレッキングコースはパイネ国立公園で最も人気なツアーの一つで、その理由は3つの「塔」→「トーレス」の名前の由来である峰の間近まで行けるからです。
この3つの塔の麓まで行けば、如何にも絵葉書に自分が入ったかのような感覚を覚える事でしょう。
上には聳え立つ山、そして目の前には氷河が1200万年かけて削った地形にできた湖があなたを待っています。
ただしここまで来るには800メートル以上の険しい道を、風の中、そして頻繁に変わる天候の中で登っていく必要があります。大変な道のりですが、努力が報われるコースとなっています。
ラス・チナス滝:
方法:乗馬、難易度:中
移動時間:1時間10分、 ツアー時間:5時間
パタゴニアで暮らすガウチョ(牧童・カウボーイ)と一緒にラス・チナスを超えます: アワシ保護区北東で見られる自然の様子は格別で、天気が良ければアスール湖からパイネの山々、そしてサルミエント湖とその一帯の大草原までもを一望できます。
フローレンス・ディクシー:
方法:ハイキング、難易度:難
移動時間:15分、 ツアー時間:7時間
100年以上前に探検家のフローレンス・ディクシー一行がどこを訪れ、どのように現在のトーレス・デル・パイネ国立公園を巡ったかを実際に体験できるコース。
彼らが当時辿った道の一部を歩き、コントレーラス山地からアスール湖にかけて巡っていきます。
そして彼女がなぜパイネの峰を「クレオパトラの針」と呼んだか、彼女の気持ちになってハイキングします。
フォト・サファリ:
方法:車窓・下車、難易度:易
移動時間:内容次第、 ツアー時間:内容次第
例え車の中からでもトーレス・デル・パイネ公園が見せてくれる景色には圧倒されます。
このコースでは公園内の複数のポイントを訪れ(氷河・展望・湖など)、多くの動物や展望ポイントを訪れながら公園の魅力を感じて行きます。
アワシご利用のパイネ・パタゴニアツアー料金(1名様当たりの料金)
※3食が含まれています。
※ダブルベース。マスタービラのみ4名参加のベースとなります
※2018年4月までのローシーズン料金となります
※ハイシーズン(11月~2月)料金はお問い合わせください
スペシャルプロモーション:アワシ・アタカマもブッキングされたら5%オフ+サンティアゴにて2泊が無料
(詳しい情報はお問い合わせください)
※現地にての全空港送迎、 ツアー、お食事、宿泊代などは含まれます。
※クリスマス&ニューイヤーのシーズン間、追加料金がかかります。
※シングル・サプレメント:+50%(マスタービラはシングル利用は不可)