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旅行中に荷物を盗まれた時の対処法

旅行中に荷物を盗まれた時の対処法

今日は♪
中南米コンシェルジュの武内祐子です🌸

今日は旅行中に荷物を盗まれてしまった時の対処法についてシェアします。

勿論そんなこと起きてほしくはないけど、

起きてしまった時の為のベストな対処法を知っていれば、いざと言う時に落ち着いて次の一手を打つ事が出来ますね。

色々な国を旅していると、盗み方の特徴みたいなのも大陸とか、文化ごとにキャラが見えてきてそれはそれで面白いのでありますが、

中南米は非常事態地域

(ベネズエラのカラカス市内、ホンジュラスのサンペドロスーラ、グァテマラシティ等。行く際には最新情報を絶対に要確認!)

には入らない事を強くお勧めします。

そんな所に日本人がウロウロしていたら、

お腹を空かせたライオンの前でシマウマが寝転んでいる様なものですので、何をされても文句は言えません。

そして大抵はそれらの局地的な危険地帯さえ避ければ、田舎は拍子抜けするほどのんびり、平和だったりします。

例えば、経済崩壊や政治的混乱で何かとお騒がせなベネズエラ

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でも、エンジェルフォールズがあるカナイマ国立公園は殆どがジャングルで人がいないので意外にも安全。

カナイマの町は昔鉱山として賑わっていた為、
今でも比較的豊かで、エンジェルフォールズのツアーも問題もなく行われています。

なので、カラカスでは市内に入らず、空港送迎を事前手配し、空港近くの郊外のホテルに泊まれば危険地域を通らずにカナイマに行けます。

その様に最新の治安情報を入手し、ルートも工夫していれば命に関わる事態はほぼ回避出来ます。

その他の普通の地域で私達観光客が被害に遭う可能性が高いのは、スリや窃盗、置き引きの類いでしょう。

一昔前に南米を一世風靡したケチャップ強盗は、

1人がターゲットにケチャップを掛けて注意を逸らした上で、
良い人そうに心配して洋服を拭いてくれようとしたおじさんがグルでスリを働くとか、

後ろからジョギングの格好で近づいてカバンをひったくり、そのまま猛ダッシュで走り去るとか、彼らも色んな知恵を使ってやってきます。

因みに私が被害に遭ったのは、アルゼンチンのバスターミナルでバスを待っていた時の事。

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1人の男性がズカズカと近づいてきて、何やら凄い早口で話しかけて来ました。

え?何を言ってるのかな😳?

と少し注意をそちらに向けると、

チッ!分からないならいいや、みたいな素振りで素っ気なく引き返してどこかへ行ってしまいました。

あれ〜なんだったんだろ…と呆然としていると、

 
次の瞬間には下にあったはずのバッグがなくなっていたのです!

多分1人が話し掛けている間にもう1人が後ろから近づき、カバンを持って行ったのだと思われます。

ケチャップじゃなくて良かったし、

幸い貴重品は身につけていたので無事でしたが…

あの時は鮮やかなマジックに引っかかった人の心境で、

うわっ信じられない〜!って暫く狐につままれた様な心境でした。

そして後日、気を持ち直して現地の警察へ。

旅行保険の携行品の保険料を受け取る為には、
被害にあった国で被害証明書を作成する必要があります。

ツーリストポリスがある国はそちらに行くと慣れているのでスムーズです。

私は当時スペイン語が話せなかった上に、
カバンに入ってた電子辞書も盗まれたので、この書類作成にはかなり苦労しました。

でも警察の人も暇だったのか、いや、めちゃくちゃ良い人だったからだと思いますが、
2人がかりで2時間くらい根気よく、親身に付き合ってくれました👍🏻

こんな時に知っていたら便利だったな〜のスペイン語。


💡Ladrón!! (ラドロン!)

=thief
=泥棒!


💡Documento (ドキュメント)

=Document
=書類


💡Seguridad (セグリダッ)

=Insurance
=保険


💡Quiero escribir! (キエロ エスクリビール!)

=I want to write it down!
=書きたいです。

そして、いつでもお役立ちワードの


🙏🏻Por favor (ポルファボール)

=Please
=お願いします。


💕Gracias! (グラシアス)

=Thank you!
=ありがとう!

の2つを織り交ぜて好感度アップを目指しましょう。

これらをどう使うと便利かと言いますと、

「Ladron !」

(泥棒が来て荷物を取られたジェスチャーをしながら)

これであぁ、泥棒ね。盗まれたのか、と伝わる。

「Documento」

(紙をイメージした四角を手で作りつつ…)

「Seguridad!」

この辺で、あぁこの子はスペイン語が話せないな。

保険の為の書類が欲しくて来たのか〜と状況を察してもらえます。

すると、奥から書類を持って来て、

何が盗まれて、総額いくらなのかと聞かれます。

そのリスト作成の為に盗まれた物を伝える語彙力はもちろんないので、絵を描いて伝えたい…

そこですかさず、

「Quiero escribir!」

(紙に何かを書くジェスチャー)

予め自分で紙とペンくらい用意して行けって感じですが、無事に紙とペンを借りて、グラシアス!

絵を描いてこれはいくら、みたいに伝えていきました。

デジカメ 500USDね、みたいな。

しかも私はスペイン語と同じ位絵も下手だったので、

警官1:  これは何だ?

私 : ジャンバー!(何かを着るジェスチャー)

警官2: チョンパだとよ!(笑)

警官1: あぁ、チョンパね! これがかよ〜!ワハハ!

と、クイズ大会みたいな状態に…
まぁそれでも筆談出来ると仕事が断然スムーズになりますので、

この方法はかなりお勧め。

因みに、観光が詰まっていてあまり時間が無い場合は、

ホテルで予め盗まれた物と金額のリスト(英語や出来れば現地語)を持って行くとスムーズです。
ていうか、時間があっても絶対にそうした方がいい。

こうして無事に帰国後、保険を申請したら何と10万円もおりましたよ✨

全部中古品だったからどうかな〜と思ってましたが、新品に買い替えが出来るくらいになりました。

頑張った甲斐があった〜😆

これも海外旅行の経験として貴重ですので、
皆さんもそんな時には是非果敢に保険の為の書類作成に臨んでみる事をお勧めします🎶